こんにちは。M.I.S.テクノロジーのXINCA NEXUS開発チームです。
2026年に入り、官公庁や金融機関のシステム担当者様から、「帳票PDFのセキュリティ要件」に関するご相談が急増しています。

特に多いのが、「今のシステムが出力しているPDFは、NIST(米国国立標準技術研究所)のガイドラインに適合しているのか?」というお問い合わせです。
実は、長年稼働しているJavaシステム(海外製のオープンソースライブラリや、サポート切れの古い製品などを使用)の場合、知らないうちに「推奨されない古い暗号化方式」を使い続けているケースが散見されます。

本日は、2026年現在、エンタープライズシステムに求められるPDFの暗号化要件と、それをAzure上でどう安全に実装するかについて解説します。

1. なぜ今、「PDFの暗号化」が問題なのか?

かつて主流だった「RC4」などの暗号化アルゴリズムは、現在の計算機能力では容易に解読されるリスクがあります。 CRYPTREC(電子政府推奨暗号リスト)やNISTのガイドラインでも、より強固な方式への移行が強く求められています。

しかし、多くのレガシーな帳票システムでは、プログラム改修の影響範囲が大きいため、「動いているから大丈夫」と古いライブラリがそのまま使われがちです。
これが、ランサムウェア被害や情報漏洩時の「過失」として問われるリスクが高まっています。

2. エンタープライズに求められる「3つの必須要件」

これからシステムをリプレース、あるいはクラウド(Azure)へ移行する場合、以下の3点を満たす必要があります。

  • AES-256bit暗号化: 現在のデファクトスタンダードです。128bit以下は推奨されません。
  • 生成時の即時暗号化: ファイルを作成してから暗号化ソフトを通すのではなく、生成プロセスの中でメモリ上で暗号化し、平文のデータをディスクに残さないことが重要です。
  • 完全な閉域網での処理: 外部のSaaS(PDF変換サービス)にデータを投げず、自社の管理下(Azure VNET内やオンプレミス)で処理を完結させること。

3. Azure VMで「セキュアな帳票基盤」を数分で構築する

「既存のJavaコードを直すのは大変だ…」
そうお悩みの方に、私たちはAzure Marketplaceを通じた解決策を提案しています。

XINCA NEXUS(ジンカ・ネクサス)

Java 100%で動作する、国産のPDF生成エンジンです。

  • 特徴1: デフォルトでAES-256bit暗号化に対応。設定ファイルを1行書くだけで有効化できます。
  • 特徴2: 外部フォント不要。日本語帳票のレイアウト崩れもありません。
  • 特徴3: Azure Marketplaceから、セキュアな環境導入の相談・調達が可能です。

お客様は、CSVやXMLデータをこの環境に渡すだけ。
膨大な開発工数をかけずに、NIST準拠の堅牢なPDF生成環境を即座に手に入れることができます。

4. まとめ

「セキュリティ対応のために、大規模なアプリ改修予算は出ない」
そんな場合こそ、「セキュアな部品(VM)」に差し替えるというアプローチが有効です。

XINCA NEXUSは、Microsoft Azure Marketplaceにて提供を開始しています。
既存システムからの移行相談や、セキュリティ仕様の詳細については、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Azure Marketplaceにて掲載中。

開発不要。NIST準拠のPDF生成基盤。
Azure Marketplaceからスムーズにお問い合わせ・導入相談が可能です。