ランサムウェア対策 × NIST準拠 PDF帳票基盤

XINCA NEXUS(シンカ・ネクサス)

「侵入されても、文書は守る。」
XINCA NEXUSは、ランサムウェア侵入後も盗まれても開けない帳票・PDFを実現する国産の文書基盤です。 帳票生成と同時に暗号化・権限制御・改ざん防止・開封ログを自動適用し、 安全にAIが読めるPDFと、ローカル保存ゼロ運用を両立します。

特許出願済「XINCA NEXUS」アーキテクチャ NIST SP800-171を見据えた設計 ランサムウェア・情報漏洩対策 ポスト量子暗号への移行を意識
※ XINCA NEXUSは、入口防御製品(FW/EDR等)の代替ではなく、「文書そのものを守る」補完レイヤとして設計されています。

XINCA NEXUSとは

帳票生成とセキュリティ制御を一体化し、AI・DX時代の「安全に読めるPDF」基盤を提供します。
概要
PDF帳票基盤 暗号化PDF AIセーフティ ランサムウェア対策

XINCA NEXUSは、基幹システムから出力される請求書・注文書・検査成績書・各種証明書などの帳票を、 生成と同時に暗号化・権限制御・改ざん防止・開封ログを付与したPDFとして出力するための基盤です。

これにより、社内外のAIシステムが参照するPDFや、ランサムウェア侵入後に盗まれる可能性のあるPDFについても、 「盗られても簡単には開けない」「誰がいつ開いたか追跡できる」状態を実現します。

想定ユースケース
  • 官公庁・自治体での証明書/通知文の電子交付とランサムウェア対策
  • 製造業における検査成績書・品質記録の暗号化PDF化と長期保存
  • 金融・保険での帳票DXと、AIによる帳票内容解析の安全な実行
  • 社内AIポータル/文書検索基盤向けに「安全にAIが読めるPDF」を一括供給

図A:攻撃フローの中で XINCA NEXUS が守るポイント

ランサムウェア侵入後、「文書が盗まれても開けない」状態を作ることで、被害の核心を抑えます。

入口対策(FW/EDR等)をすり抜けて社内システムに侵入されても、帳票・PDFが暗号化+権限制御+改ざん防止+開封ログで保護されていれば、 攻撃者が文書を持ち出しても内容を読み取ることは困難です。

攻撃者
ランサムウェア送信・侵入攻撃
侵入
社内PC/サーバ
入口対策は継続しつつ、
高度な攻撃が成功するケースも想定
文書を探索・窃取
XINCA NEXUSが保護する帳票/PDF
生成と同時に暗号化PDF化
権限制御・改ざん防止・開封ログ付与
外部へ持ち出し
外部の攻撃者環境
適切な鍵や認証・権限がなければ
文書を開けず、内容を悪用しにくい

※ XINCA NEXUSは侵入そのものを防ぐ製品ではありませんが、侵入後に盗まれた帳票・PDFの開封・悪用を困難にすることで、
個人情報・機密情報の大規模流出信用失墜、それに伴う長期の業務停止リスクを抑えることを目的としています。

図B:入口対策のみの場合と XINCA NEXUS 併用時の違い

同じ「侵入を許した」ケースでも、文書基盤を変えることで、結果をここまで変えられます。

入口対策に加えて、文書レベルでも対策を行うことで、ランサムウェアや内部不正による被害を大きく抑えることができます。 XINCA NEXUSは、この「文書基盤からの対策」を実現するための仕組みです。

入口対策のみの場合
攻撃者
侵入
社内システム
FW・EDRなどで監視していても、
高度な攻撃が成功する可能性
サーバ上のPDFを探索
保護されていないPDF帳票
暗号化・権限制御がない状態だと、
持ち出されるとそのまま閲覧・複製されるおそれ

⇒ 侵入された場合、読める情報量が多く
情報漏洩や業務への影響が大きくなりやすい

入口対策+XINCA NEXUS併用時
攻撃者
侵入
社内システム
入口対策を継続しながら、
帳票はXINCA NEXUS経由で保護
帳票PDFを窃取
XINCA NEXUSで保護されたPDF帳票
暗号化・権限制御・改ざん防止・開封ログ付きのため、
適切な鍵・権限のない環境では中身を閲覧しにくい

⇒ 万一侵入されても、読める情報量を最小化でき、
情報漏洩・風評被害・長期停止のリスクを抑えられる

主な機能

帳票生成エンジンとセキュリティ制御を一体化し、AI・DX・監査をまとめて支える機能群です。
SECURITY
暗号化PDF生成と権限制御
  • 帳票生成と同時に暗号化PDFを出力
  • 閲覧権限(部署・ロール・ユーザー単位)を定義可能
  • 印刷・コピー・保存の可否など詳細制御に対応
INTEGRATION
基幹システム・AIとの連携
  • 既存の基幹システムや業務アプリからの連携APIを提供
  • 安全にAIが読めるPDFとして社内AIポータルへ連携
  • 将来のポスト量子暗号への移行を考慮した設計
GOVERNANCE
監査証跡・ポリシー管理
  • 誰がいつどの文書を開いたかの開封ログを記録
  • ポリシー変更や例外対応の履歴管理
  • NIST SP800-171などの要求事項を意識した設計

導入効果のイメージ

「入口対策だけでは不十分」という現場の課題に対し、文書基盤からのアプローチで応えます。
XINCA NEXUSに関するご相談・PoCのご相談はこちらから
既存環境でのランサムウェアリスク評価、AI連携を見据えたPDF統制、NIST準拠を意識した文書基盤の検討など、
まずは現状と課題をお聞かせください。小さな範囲からの導入・PoCもご提案可能です。