「取引先からセキュリティチェックシートが送られてきたが、回答に困っている」「監査ログを取得しろと言われたが、古いシステムで対応できない」
今、自動車産業や重要インフラ、防衛装備品に関わるサプライチェーン企業に対し、米国のセキュリティ基準「NIST SP 800-171」への準拠を求める動きが加速しています。
これは大手企業だけの話ではありません。下請け・孫請け企業であっても、重要な図面や仕様書(CUI:管理対象重要情報)を扱う以上、例外ではないのです。
古いシステムにとって最大の難関「監査」と「制御」
NIST SP 800-171には110項目もの要件がありますが、特に既存の業務システム(生産管理や受発注システム)にとって実装が難しいのが以下の要件です。
- 3.3 監査と責任追跡 (Audit and Accountability)
誰がいつ、どのファイルにアクセスしたか(または拒否されたか)をログとして記録し、保管すること。 - 3.1 アクセス制御 (Access Control)
権限のないユーザーや、特定の端末以外からのアクセスを確実にブロックすること。
10年以上前に作られたJavaシステムや、パッケージソフトを使っている場合、これらの機能を後付けで開発するには、数千万円規模の改修コストがかかることも珍しくありません。
システムを「作り直さず」に要件を満たす方法
「予算も人手も足りない、でも取引停止は避けたい」。そんな企業の切り札となるのが、「データの出口(帳票出力)だけをセキュリティ化する」というアプローチです。
システム全体をNIST対応させるのは困難でも、重要情報が含まれる「帳票(PDF)」の生成部分だけを、NIST準拠のエンジンに置き換えれば、低コストで主要な要件をクリアできます。
XINCA NEXUSが自動で解決する要件
MISTの「XINCA NEXUS」は、以下の機能を標準装備しています。
- 自動ログ記録:ファイル生成、閲覧、印刷、拒否など、すべてのアクションを自動でログに残します(要件3.3対応)。
- 強固な暗号化:AES-256でファイルを暗号化し、FIPS(連邦情報処理標準)に準拠した保護を実現します(要件3.13対応)。
- 動的制御:「社内ネットワーク接続時のみ閲覧可」といった細かな制御を、プログラム改修なしで適用できます。
結論:監査を「チャンス」に変える
セキュリティ対策はコストと捉えられがちですが、NIST基準への対応は「信頼できるサプライヤー」としての証明書になります。
システムを全面刷新する前に、まずは「帳票基盤の入れ替え」でどこまで要件をクリアできるか、検討してみませんか?